2022年度8月号 よるのおと

販売価格 1,540円(税込)
購入数

作:たむらしげる
出版社:偕成社

絵本を読む人・しんちゃんからの紹介内容:おじいちゃんの家の前には池があります。夜、池のほとりを歩いて、おじいちゃんの家につくまでのほんの数十秒の間に、さまざまな音が聞こえてきます。虫が鳴く音、かえるが鳴く音、鹿が水を飲む音も聞こえてきます。音がないシーンでも、ほんの少しの音が聞こえてきそうな、とても幻想的な絵です。
作者のたむらさんは9才のときに、松尾芭蕉の「古池や 蛙飛び込む 水の音」という句を聞き、その瞬間、「パシャッ!」という音が頭の中に響いたそうです。同時に、植物が生い茂り、虫や動物たちが、川を越え、山や空を超えて、宇宙の銀河へ広がっていく、というイメージが広がったそうです。
その日、たむら少年は、自分がこのすばらしい宇宙に存在する不思議に気がつき、世界が今までとは少しちがって見えたそうです。
60年近くたった今でも、その景色は、たむらさんの中で、まだ広がり続けているのでしょう。
この絵本から、田村さんと同じような体験をする子がいることを願っています。